春日井市愛知町の愛知電機株式会社

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会社の敷地内(駐車場部分)に「十五の森」という市指定の史跡があります。



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参拝者の専用駐車場(280~282番)も用意されています。



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駐車場のすぐそばに「十五の森跡 入口」と書かれた看板があるので、それに従って進んでいくと、



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木が生えている小さなスペースが。



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この辺りは当時(500年ほど前)は雑木林で、十五の森と呼ばれていたそう。

後述しますが、十五の森というのは水害を無くすための当時15歳の少女が生け贄となった民話でもあります。



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綺麗なお花にお供え物も置いてあり、今でも参拝者の方が訪れていることが窺えます。



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「1494年6月に庄内川の決壊による水害に悩まされていた村人たちが、陰陽師のお告げ通りに生きたままの15歳の娘を水神さまへ捧げた」「それ以降、水害は止まった」という内容。


Wikipediaにはこう書かれていました。
昔、現在の愛知県春日井市松河戸町にあたる地域では、毎年のように庄内川が氾濫していた。明応3年(1494年)、村人がそのことで氏神の境内で話していると、陰陽師が通りかかったので相談した。陰陽師は「水神様に15歳の娘を捧げれば、水神様の怒りはおさまる」と告げ、15歳の娘をもつ親たちがくじ引きを行った。その結果、庄屋矢野家の娘が人柱に決定し、親子は泣く泣く受け入れる。6月29日、悲嘆のうちに白木の箱に入れられた娘は、頻繁に堤防が決壊する場所に埋められた。娘はそれから1週間棺の中で生き、一緒に入れた鐘を叩く音が地中から聞こえたという。それから水害がなくなり、村は平和となった。当時、埋められた場所に雑木林があったため、そこが「十五の森」と呼ばれるようになった。

今から500年以上前の出来事。

現代人とは価値観や考え方、感覚が違う部分も当然あるとは思います。とはいえ、この内容を読むとどうしても胸が苦しくなりますね。。



■十五の森(春日井市指定史跡)
住所:愛知県春日井市愛知町1 愛知電機敷地内



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